【最終回】「損得」よりも大切なこと。あなたにとっての「壁」の越え方
- honnetesr

- 2月16日
- 読了時間: 4分
更新日:2月17日
こんにちは!社会保険労務士の原です。
『損をしないこと』。 家計を守る上で、それはとても大切なことです。
でも、その数字を守るために、あなたが本当にやりたいことや、将来の可能性にブレーキをかけてしまっていませんか?
事務所名である『オネット(誠実)』という言葉には、自分自身の本音に向き合う、という意味も込めています。全4回でお届けしてきた「年収の壁」シリーズも、いよいよ今日が最後。 最終回の今日は、パズルのような数字のお話ではなく、もう少し深い「心」のお話をさせてください。
■ 制度を知った「その先」にあるもの
これまでお伝えしてきた「106万円の壁」は、勤務先の規模などによって「自分で保険に入る」ための壁でした。
でも、もう一つ忘れてはいけないのが「130万円の壁」。
これは、会社の規模に関係なく、「家族の扶養から完全に外れる」ラインです。
「106万は超えても大丈夫だったけど、130万は超えられない…(=家族の扶養から外れて国民年金・国民健康保険を自分で全額払うのは避けたい)」そんなふうに、多くの女性がこの2つの数字の間で足踏みしてしまいます。
※「会社が対象かどうか」は【シリーズ②】をご参照ください。
※「106万円の壁」は【シリーズ③】で詳しく解説しています。
■「130万円」を意識しすぎることの落とし穴
130万円の手前でブレーキを踏めば、たしかに“今”の保険料負担はありません。
でもその一方で、「自分自身の年金」や「働ける時間」が、ずっと制限されたままになってしまいます。
家計を管理する上で本当に大切なのは、
「どちらが得か」ではなく、どちらを自分で選ぶかです。
「129万円に抑える」という選択をするのか それとも 「壁を越えて、自分の力で将来の備え(厚生年金)を積み上げる」のか。
「106万、130万…数字ばかりで頭が痛い!」そう感じた方も多いかもしれません。
でも、制度を知ることは、決して「損をしないため」だけのものではありません。
それは、「自分は、どう働きたいのか」という、自分自身の本音(Honnête)に向き合うプロセスでもあります。
■「手取り」だけで判断しない3つのポイント
数字上の「働き損」ばかりに目が向くと、見落としがちな大切な視点が3つあります。
① 将来の自分のための「貯金」
→ 厚生年金に加入することは、未来の自分への“仕送り”のようなものです。
② 「今」の自分を守る安心
→ 傷病手当金や出産手当金など、いざという時の保障は、働く女性の大きな支えになります。
③ キャリアという「資産」
→ 制限なく働くことで得られる経験やスキルは、数年後のあなたを助ける“目に見えない財産”です。
■ 正解は、一つじゃない
「扶養内で、家族との時間を大切にする道」も、「社会保険に加入して、自立してキャリアを築く道」も、どちらも素晴らしい正解です。
大切なのは、周りの情報に振り回されるのではなく、ご自身の家庭の状況と、将来のビジョンを天秤にかけて、納得して選ぶこと。

■ オネットは、あなたの「納得」を応援します
社会保険労務士として、多くの「壁」に悩む方のお話を伺ってきました。
制度は複雑ですが、あなたが「こう生きたい」と願う道を選ぶための“地図”にすぎません。
もし、道に迷いそうになったら、いつでも「オネット」を頼ってください。一緒に、あなたにとって一番心地よい着地点を見つけていきましょう。
<年収の壁シリーズまとめ>
④ 「損得」よりも大切なこと(この記事)
■ 事業主さま・ご担当者さまへ
「年収の壁」や社会保険の説明、こんなお悩みはありませんか?
・パートさんへの社会保険の説明、これで合っているのか不安
・106万・130万の違いを聞かれて、うまく説明できない
・制度改正のたびに「結局どうなるの?」と聞かれて困っている
オネットでは、
✔ 制度の整理
✔ 現場で“どう伝えるか”
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まで含めてサポートしています。
「この説明で大丈夫かな?」と少しでも感じたら、
どうぞお気軽にご相談ください。




